仕事ができるようになるために真っ先に思いつきそうなのが、毎日仕事の勉強するとか計画を立てるというようなことだと思います。
ネットでも、
「優先順位を決める」
「判断が早い」
「なぜできないかをよく考える」
的な意見も見かけます。
確かに自分でもできることはするべきですし、習慣を変えないと三日坊主になる恐れもあります。
ところが、もし職場自体を間違えてしまった場合、上記のような心がけをしようとも全部無駄になってしまうわけですね。
もはや、その人が怠慢とかそういう範囲を超えています。
私の経験上、職場自体の環境が悪くて、特にパワハラとか上の人間による罵倒が横行している場合、何をやっても結果的に「仕事ができない人間」となってしまいます。
私の場合だと、毎日説教してくる上司の下で仕事をしていた頃は、納期にギリギリ遅れてしまったものの、説教してこない上司の下でほぼ同じ内容の仕事をした場合、作業時間は大きく減ったのに納期より早く仕事が終わったこともありますから。
ですから今回は、仕事ができるようになるためには具体的になぜ環境を変えるべきか、および職場を変える際のポイントについて解説していきたいと思います。
仕事ができる人になりたいなら環境自体を変えるべき理由
「本来のパフォーマンスが出せない」が正しい
仕事ができない云々ですが、正確には「本来のパフォーマンスが出せない」が正しいです。
一見すると自分が無能とか怠惰のような感じがしますが、実は職場側のハラスメントが原因で、仕事を覚えることよりも、ミスをして怒鳴られないようにすること自体が目的となっているからですね。
というよりパワハラする職場側にそのように誘発されているとも言え、何を直しても無理やり欠点を見つけ出してくるので、その見つけられた欠点で怒られないようにしてしまっているわけですね。
私も、何をやっても説教をしてくる上司の下で働いたことがありまして、数字が少しでも違おうものならそのたびに説教を受けてきました。
しかも、そのミスを直したとしても、別の間違いを見つけては同様に責め立てられていましたから、結果的に長時間残業になった上、納期にもギリギリ遅れてしまったことがあります。
ところが説教をしてこない上司の下についたところ、まず小さなミスでいちいち責め立てられなくなりました。
「でもそれって甘やかしじゃないの?」と思えますが、パフォーマンスにまで変化が生まれまして、ほぼ同じ分野の業務にもかかわらず、まず仕事の知識がスルスルと頭に入りましたし、ほぼ毎日定時帰りにもかかわらず、受け持っていた業務は納期よりも早く完了しました。
ですから、仕事ができないというより、環境が本来のパフォーマンスを出しにくくしているというのが正しいと言えます。
指導側にとって、教育というより怒るの自体が目的
あとは、指導する側にとっては教育よりも怒るの自体が目的となっているからですね。
先ほどのように、ミスを直そうが何をしようがいちいち揚げ足を取られる時点で、単に部下をいびるのが目的だと言えます。
仕事で毎日怒られるのは、もう自分が悪いとかいう範囲を超えてるからね
でもありますが、もし教育が目的であれば、ミスを直していけば怒鳴ったり揚げ足を取らなくなるはずですし、そもそも説教とか怒鳴る自体しないはずですから。
少なくとも私の経験上はそうでして、例えば現場の仕事をやったことがありますが、メンバーによっては本性を出して怒鳴る人がいて、少しでもミスをした場合はもちろん、呼ぶときは威圧的に「おい!」と呼んでくるなど、何もしていない時ですら罵倒されましたね。
ところが、怒鳴ったり罵倒しない人の場合、例えミスをしたとしても怒鳴らずに短くさらっと諭すようにして注意していましたから。
なお、怒鳴るタイプの人は「怒鳴った方が教育になるんだよ」と主張していましたから、以上の事例からしても指導のためというよりは罵倒自体が目的ということが分かります。
環境を変える際のポイント
現場作業が多い会社は避ける
少なくともですが、まず現場作業が多い会社を避けることですね。
一応人にもよりますが、現場作業のメンバーが本性を出してパワハラをしてくることが多いからです。
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でもありますが、ネチネチ説教とかそういうレベルの話ではなくて、人前で大声で罵倒してくるわけです。
それも一般市民の目の前でやってきまして、人前は人前でも社内ならまだマシですが、社外で一般人の前でやるのですから、もはや一般公開の公開処刑です。
それがまだ怒鳴られてイライラするだけなら別ですが、実際は周りの一般人からも「何だこの人www」と思われる恐れすらありますからね。
しかも、自分で公然と変質者っぽく振舞うのとは違って、完全に他人のせいで恥をかかされるわけですし。
極めつけはいきなり暴行を加えてくることで、私の場合だと上司が蹴ってきたことがありますが、他のメンバーはヘラヘラ笑っていましたし、蹴ってきた本人も
「他のメンバーがいなかったら(筆者自身を)蹴り殺していたと思う」
と言っていましたから。
ということから、最低でも現場作業をよく扱っている会社は避けた方がよいです。
社員の平均年齢が高い職場は避ける
となると本当は新しい業界(IT・web等)が望ましいですが、これも最低、社員の平均年齢が高い会社は避けた方がよいです。
社員全体で高齢ですから、会社自体でも考えが古いはずです。
となると昔ながらの体育会系の社風になりやすく、それこそパワハラが普通に横行していることも多いわけですね、
ちなみに私の場合だと、当時の職場は何と60代かそれ付近のおじさんの割合も多かったのですが、
「俺は昔、応援団だったからな」
と主張してきて、大きい声で「はい!」とやたら言い直しさせてくる上司もいました。
あとは、60代の再雇用社員と現場仕事に行ったことがありますが、ちょっとしたミスどころかミス自体しなくても乱暴に「おい!」と呼んでくるなど、何もしなくても横柄な態度を取ってきましたね。
というように、お年寄りが多い職場というのも危ないでしょう。
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ちなみに高齢者が多いかどうかは、面接か会社説明会でもある程度は見抜くことができまして、「ベテランの方が多いですか?それとも若い方が多いですか?」というような感じで聞くと教えてくれます。
私も実際にやってみましたが、相手も嫌な顔はせずに普通に答えてくれましたし。
最後に:「仕事ができない」のは、もはや職場の問題
という事で以上、仕事ができないように見えるのは環境の問題である理由、および別の環境に移るためのポイントについてお話ししていきました。
冒頭でも触れましたが、ネットでよく言う
「優先順位を付ける」
とか
「判断を早くする」
というような方法は、大前提として職場環境が問題ない場合であって、パワハラが横行する職場であれば、いくら気を付けようともあまり意味がないです。
私も「怒鳴れば部下は育つ」というような主張を耳にしたことがありますが実は逆で、痛めつけるようにして「指導」しても、部下にとっては仕事よりもミスで怒鳴られないようにするのが目的となるだけで、肝心な「仕事ができるようになる」には逆効果です。
したがって、まずはより自分に合う仕事を探してみることが重要だと言えます。
最後に、仕事を探すにあたって一つアドバイスですが、使う求人媒体はできるだけ転職エージェントを使った方が良いです。
まず一つですが、転職相談がある上、向こうから求人を紹介してくれるので自分に合った仕事を探しやすいです。
私も使ってみて分かったのですが、担当者との面談があって、行きたい仕事の条件を聞き出してくれて、その条件にあった仕事が紹介されますし、他にも今の経歴やスキルからしてどう対策すれば行きたい仕事に行きやすくなるかもアドバイスしてくれます。
もう一つは民間の求人媒体なため、ホワイトな待遇の求人も見つかりやすいことでして、私も実際に使って感じたのですが、むしろ見るからにブラックな待遇の求人を見つける方が難しかったです。
どうしてホワイトな待遇の求人が見つかりやすいかですが、ハローワークと違って企業側にとっては求人を紹介してもらうのに高い手数料がかかるため、逆に言えばその手数料を払えるだけのしっかりした会社が集まりやすいからです。
ということを考えてみると、仕事を探すためにはできるだけ転職エージェントを使った方が良いわけですね。
それでは、今回は以上です。