私のように社畜してきていると、もはや仕事でプライベートがない、なんてことが多いのではないでしょうか。
もちろん個人事業等で自らプライベートでも仕事しているならともかく、例えば
・休日だろうと電話がかかってくる
・休日だろうと謎の社内イベント
・プライベートだろうと全て仕事に捧げろ
という感じで押し付けられることほど鬱陶しいものはないです。
ちなみに私の場合、上記の3番目のことならよくありましたね。
例えば上司との飲みの席で、休みの日は趣味に充てていると言おうものなら、「そんなの社会人じゃない」「やるかやらないかは勝手だけど、資格勉強はしないと成長しないよ?」と、私生活に口を出されました。
もちろん、パワハラパワハラうるさい時代のせいか直接は言わなかったものの、ほのめかすような感じでしたね。
そして結論からですが、仕事とプライベートとの境目がない時点で、その職場からはできるだけすぐに転職するべきだと言えます。
ですから今回は、仕事とプライベートの境目がない職場(プライベートがない仕事)からは転職すべき理由について具体的に解説したいと思います。
仕事とプライベートの境目がない職場からは転職すべき理由
仕事をする目的と手段とが逆転している
まず、なぜ仕事をしているか?という話ですよね。もちろん中には「自己実現」とかそういったものもあるかもしれませんが、大抵の場合は生活のためですね。
ところが、プライベートまで侵食されるとなると、もはや仕事をするための手段と目的とが逆転してしまっています。
要は、生活のために仕事をしているのではなく、仕事のために生活している状態です。
私自身もこれまで昭和体質の会社で3社勤めてきましたが、本当に仕事のために生活しているような状態でしたね。
まず、飲みの席で上司に
「休みの日だろうと全て仕事のことを考えるのが社会人だ」
「休みとか終業後は資格勉強でもしようよ」
と口出しされたことがありますし、他にもメンター制度があったのですが、メンターの面談があるたびにほのめかすようにして「プライベートだろうと全て会社に捧げろ」と言われたこともありますね。
こんな感じで、もはや人生=仕事にする前提な雰囲気の職場に居ました。
もちろん仕事自体が人生という場合は別ですが、大抵の人は生活するために働いているはずです。
ところが、その“生活”が仕事に置き換わってしまうわけですから意味がありません。
社員の自由を徹底して奪おうとする会社の証拠
あとは、社員の自由をとにかく奪おうとしている会社の証拠でもあります。
私が見てきた限り、そもそも苦労=美徳、あるいはそれにかこつけて社員の自由を奪おうとするというのが大きいですね。
私がいた職場の場合だと両方でしたが、まず仕事が出来ているかどうかに関わらず、残業しない=サボりという雰囲気でしたので、ダラダラ仕事した方が評価されるという謎の現象が起きていました。
よく考えると、短時間で効率よく仕事した方が良いはずなのに、チンタラやるほうがインセンティブが働くっておかしいと思います。
後は、長く働く=美徳という話にかこつけて、とにかく社員の時間を奪おうとしていました。
もちろん今はパワハラパワハラとうるさいので直接「プライベートも犠牲にしろ」とは言わないですが、それでも例えば会社の飲み会が断りにくい状況だったり、上司に私生活について口出しされたりしました。
要は、「別にどっちでもいいけど、社会人ならやるべきだよね?」みたいな感じで、人生を仕事を捧げさせようとしていましたね。
会社がブラック云々より、会社の文化自体がそうなっている
ここまで読んできていると、「じゃあ結構ブラックな会社に勤めてきたんだね」と思うかも知れませんが、なんと実は割とホワイトな会社でした。
前述で、プライベートを犠牲にして云々と書きましたが、それでも私がいた職場は残業が凄かったのは繁忙期だけで、それ以外だと時期によっては毎日定時帰りすらありました。
にもかかわらず、仕事=私生活というような感じの生活に近かったです。
「じゃあ、一体何が原因なんだ!」という話ですが、要は会社の文化が関わっていますね。もちろん、労働環境がブラックでないことが大前提ですが。
もちろん皆が考えるブラック企業のようなあんな感じからは程遠いのですが、それでも滅私奉公した方が望ましいという雰囲気はありました。
要は、俗に言う「昭和体質」「古臭い企業体質」ですね。
ちなみに、私がいた職場の特徴とネット上での昭和な会社の例とを照らし合わせてみたところ、特徴が一致し過ぎてびっくりしました。
これまで「定時で帰っている割には、何か社畜しているなぁ」と思っていたのですが、振り返ってみたところ、ブラックかどうかだけでなく「私生活まで犠牲にして仕事に身を捧げるのが望ましい」という企業文化も関係していましたね。
プライベートがない仕事で疲れている人へ:ITやWEB業界がお勧め
という事で以上、仕事とプライベートとの境目がない職場はどうして辞めるべきかについて解説しました。
ではプライベートがない仕事で疲れている場合、どんな仕事なら探すべきですが、建設やメーカーなどの古い業界は避け、ITやWEBといった新進気鋭の業界の会社を選んだ方が良いです。
もちろん大前提として職場がブラックなのは論外ですが、私が3社くらい転々とした経験からすると、建設やメーカーなどの昔からある業界だと、例え労働環境はホワイトでも、「滅私奉公した方が望ましい」という雰囲気になりやすいです。
しかも、昔からある業界だと、ルールや慣習も出来上がっており昔のままの考え方でも上手くいってきているので、結果的に俗に言う「昭和な会社」なりやすいからですね。
ですから逆に言えば、ITやWEBのような新進気鋭の業界に絞るのも一つの手です。
具体的にどうやって仕事を探すかですが、私としては下記記事で紹介しているITやWEBに特化した転職サービスを使ってみると、効率よくITやWEBなどの会社を探すことができると思います。
そしてどうしてITやWEBのような新進気鋭の業界に絞った方が良いかですが、先ほどの古い業界とは違って、最近生まれた業界であり今まで通用していた考え方がすぐに通用しなくなるということもよくあるため、逆に言えば企業体質が古くなりにくいです。
それこそ、今回のテーマのように仕事とプライベートとの境目がない、滅私奉公=正義、なんて職場は少なくなるでしょう。
しかも、私が転職活動の過程で見てきた限り、ITやWEBなどの会社は社長ですら30代だったりしますので、今の若者の価値観に合う会社が見つかりやすいと思います。
ですから、今の職場がもし昭和体質で「プライベートを犠牲にするのが正義」という文化だと思うのであれば、ぜひともITやWEBなどの業界を検討してみて下さい。
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ということで、今回は以上です。