私自身も、学校にいた時も含めて上下関係がきつい環境で生活してきましたが、とにかく毎日精神的に苦労してきました。
何より、年齢か役職が上なだけで相手を下に見る文化でしたからね。
例えば、平気で「お前」と呼ばれたり呼び捨てにされたこともありますし、「新人だから」「若手だから」という理由で雑用や機嫌取りを強いられたこともあります。
その時は「世の中はこんなものか?」と思考停止で受け入れていましたが、大学など上下関係が緩めだった環境にもいたことがあるのですが、その環境にいた瞬間に「やっぱり違う」と分かりました。
ここから言えることですが、上下環境が面倒な会社は時代遅れであり転職するべきだということですね。
厳密には、ブラック企業かどうかというより企業文化の問題で、どっちかというと合う合わないの話ですが、私も含めて合わない人にとってはとにかく地獄です。
そこで今回は、上下関係がめんどくさい会社はどうして昭和体質であり転職すべきなのか、また転職する際の具体的な対策についても解説していきたいと思います。
上下関係が面倒な会社は時代遅れであり転職すべき理由
年功序列の傾向あり
私自身も上下関係の強い会社でそれも複数社にわたって働いたことがありますが、どこも共通して年次が上なだけで偉いという傾向がありました。
学校の時でも、相手が先輩なだけで敬語を使わされたり逆らえなかったりしたこともあると思いますが、あれに近いです。
そしてこの年功序列があることの何が問題かですが、当然ながら年を取らないと昇給したり偉くなったりできないことですね。
私個人としては昇給はともかく偉くなることにはメリットを感じませんが、いずれにしても私がいた会社だとある程度以上の年齢でないと役職者がいませんでしたね。
もっとびっくりしたのだと、先輩で仕事ができる人だったにも関わらず、主任にすらなっていなかったことですね。
その先輩は入社5年目で、一人で何件も業務案件を担当していた上、リーダーのような立場になったにもかかわらず、まだ20代だったせいか一般社員のままでした。
その会社の飲み会でも聞いた話ですが、主任になるにはやはり大体入社して15年(30代前半)くらい経たないとダメとのことでしたね。
となると、年功序列の傾向が残っていると、仕事ができるかどうかは(完全ではないですが)関係なくなりますので、無能なのにリーダーという現象も起きえます。
私の場合、幸い役職者でも仕事が出来る人が多かったですが、年齢で評価される以上、役立たずなのに権力ばかり振りかざしてくる人が現れる可能性もあります。
役職か年次が上なだけで相手を下に見る文化
それから上下関係が強い職場となると、役職か年次が上なだけで相手を下に見る文化がありますね。
「指揮系統が生まれるから当たり前だろ」と思うかも知れませんが、指揮系統云々はあくまで仕事上での役割であって、本来は指示する役割・実際に手を動かす役割という関係に過ぎないですよね。
そして問題点ですが、役職や年次が上だから人間として絶対な存在、言うことは絶対という感じの雰囲気が蔓延っていることですね。
身近なのだと、理不尽が横行していること、機嫌取りをしないといけないといったことですね。
私の場合だと、新人だからという理由で雑用を押し付けられたこともありますし、横柄な態度を取られたこともあります。
本当に色々ありますので一部だけ紹介しますと、まず電話応対も普通にやらされましたし、朝早く来て掃除(無給)させられそうになったこともありますね。
それから、特に60代の社員だと平気で「おい!」とか「お前」と横柄な態度を取ってきましたし、まるで運動部の先輩と過ごしているような感じでした。
おまけに、上の人の機嫌まで取らないといけないこともありまして、例えば明らかに間違っていることだろうと、それを伝えようものなら「ごちゃごちゃ言うな!」と反論されますから、何をされようとも大人しくしないといけませんでした。
というような感じで、要は部下や年下に忖度を強いてくる傾向があるわけですから、私も含めて合わない人にとっては本当に苦労するハメになります。
将来性が怪しい
そして最後に、上下関係が激しいと会社として将来性まで怪しくなってしまうわけですね。
どういうことかですが、前述のように年功序列で年次が上=偉いという傾向があるため、高齢者が会社のトップになりやすくなるわけですから、会社全体として考えが昔のままになりやすくなります。
だからといって即座に会社が潰れるとは言えませんが、要するに会社として時代の変化に対応できなくなる、あるいは会社としての成長が見込めなくなるわけですね。
例えば、よく日本企業は競争力がないと言われますし、トヨタ自動車でさえ規模的にグーグルには遠く及ばなかったりしますが、私個人としてはこういう上層部の考え方が凝り固まっている傾向があるのも原因だと思いますね。
私自身の実体験上でもそうでして、上下関係の強い会社に居たことがあるのですが、業務効率化していないなどやはり考え方も古かったですし、会社の成長もどちらかというと現状維持のような感じでした。
それどころか、その会社の求人を毎年見るたびに休みの日が少なくなっていたこともあります。
ですから、特に今は時代の変化のスピードが速いと言いますし、会社自体の存続の面もありますので、上下関係がきつい会社は将来性がちょっと怪しいと言えます。
最後に:転職する際の具体的な対策
ということで、めんどくさい上下関係のある会社は昭和体質であり転職すべき理由について解説しました。
ただ、単に会社を辞めるだけでは対症療法ですから、最後に転職する際の具体的な対策について解説していきたいと思います。
結論ですが、仕事を探すときは古い業界(金融、建設等)を避けて、例えば逆に新進気鋭な業界であるITやWEBなどのデジタル業界に絞って仕事を探した方が良いですね。
下記記事でも、ITやWEBなどの新進気鋭の業界に特化した転職サービスを紹介していますので、あわせて覗いてみて下さい
特に、他の一般の総合型転職サービスに比べてその業界ばかり探しやすくなりますので、せっかく理不尽で昭和体質な会社から抜け出したのにまた似たような会社に入ってしまった、というリスクを大きく下げられるでしょう。
というのも、古い業界だと企業体質が古くなりやすいからでして、私自身も上下関係の激しい会社で複数社にわたって働いたことがありますが、どこも共通して古い業界でしたし、企業体質も昭和体質でした。
ただ、正確にはデジタル業界だからどうこうというより、古い業界であれば昭和体質になりやすいという考え方の方が正しくて、例えば口コミでも、デジタル業界の会社でも体育会系と書かれている場合があったりします。
どちらかと言うとハズレを避けるという考えが正しいですから、実際にデジタル業界の会社を探すには、口コミも参考にするのをお勧めします。
ということで、今回は以上です。