上司から「お前」と呼ばれたりしてきたことも多いかもしれませんが、「できれば『さん』付けしてほしいな」「いやいや、『お前』って名前じゃないから」と思ったこともあるはずです。
私も過去に古い体質の会社やJTCに何社かいましたが、平気で「お前」と呼ばれましたね。
私自身は「お前」呼びには慣れていますしあまり気にならないですが、それでも「さん」付けに越したことはないです。
そして結論からですが、上司からお前呼ばわりされる職場からは転職すべきですね。
というのも上下関係が強いからでして、私自身もお前呼ばわりされる職場に何社もいたのですが、本当に「上司=絶対」みたいな感じの雰囲気でしたからね。
逆にどんな環境を選ぶべきかですが、ITやWEBなどのテック系の業界をお勧めします。
というのも、人間関係がフラットになりやすいからで、私も自社WEBサービスをやっている会社も経験しましたが、お前呼びどころか上司が部下に敬語を使うことすらありましたからね。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
ということで今回は、上司が職場でお前呼ばわりしてくる心理、そして上司に「お前」と呼ばれるような職場はどうして辞めるべきかについても解説したいと思います。
職場でお前呼ばわりしてくる人の心理
上司(先輩)は絶対!と思っている
何より、「お前」は親しみを込めてだけでなく、自分の方が上だぞ!と誇示するためにも使われるんですよね。
よく、「お前」は使い方によっては失礼、上から目線になるとか言いますが、逆に言うとそれだけ威厳を示すことができてしまいます。
ですから、「お前」呼ばわりする環境である時点で、年齢が役職が相手よりも上なだけで相手を下に見ている証拠になります。
となると、呼び方以外にもあらゆる面でも相手を下に見る傾向がありまして、例えば仕事の指示をするときでも横柄な態度で指示してくることもあります。
私がまさにそうでして、過去にいた職場では現場仕事(測量、施設点検等)もやっていたのですが、計測する場所を指示する時は大声で怒鳴ることもありましたし、呼ぶときも威圧的に「おい!」と呼んでいたりしていましたからね。
他にも、新人・部下という理由で雑用を押し付けるというのがありまして、代表的なのだと朝早く出勤して掃除、あるいは飲み会での上司へのお酌といったものがありますね。
私も似たようなことがありましたし、「学校の運動部かよ・・・」と思ったこともありますからね。
一見「上下関係とお前呼ばわりと何の関係があるんだよ」と思えるかもしれませんが、要するに上下関係の激しさの特徴の一つということですね。
組織全体で体育会系な雰囲気が残っている
前述のように「俺の方が上だぞ」と威厳を保っているということは、組織全体でも体育会系な雰囲気が残っているんですよね。
私の経験上、お前呼びする職場の場合、大抵は昔の世代の人が多いので、体育会系かそれに近かった昔当時の価値観をそのまま受け継いでいたりします。
そうなると、上下関係が強かった当時の感覚まで引き継ぐことになるんですよね。
例えば、前述のように部下とか後輩を下に見て呼び方も横柄になりがちになりますし、それこそ後述のように「多少パワハラしても大丈夫だろう」という価値観も生まれてしまいます。
ここで、上司に対して「お前って呼ぶの辞めて下さい」と直談判すればいいじゃん?という話が実際にネットで載っていますがが、結論としてその直談判は意味がないと思った方が良いです。
というのも、上下関係の強かった昔の時代を何十年も過ごしてきたのが彼ら上司なのですから、価値観が根っこから我々と違うんですよね。
ですから、直談判しても多分表面上は少しだけ改善するかもしれないですが、基本的には「はぁ?」と心の中で思われるだけで根本的には変わらないと思った方が良いです。
ということで最後でも話しますが、そもそも企業文化が新しい業界に行くことこそが根本的な解決策になります。
お前呼ばわりする職場は辞めた方が良い:お前呼びする職場のデメリット
パワハラが容認される可能性がある
何より、上記のように役職か年齢が上なだけで相手を下に見るとなると、雰囲気的にパワハラまで容認している可能性がありますね。
もちろん「お前」呼び自体は即座にパワハラに該当するかどうかは微妙ですが、会社の文化が相手が目下だったら何をやってもいいという風になりやすいです。
例えば身近なものだと、先ほどと被りますが雑用の押し付けがありますね。
例えば電話応対がありまして、私の場合だと、上司宛に電話がかかってくるとき、本人が直接電話に出れば早いのに(実際に、同じ理由で私自身はあえて出ませんでしたが笑)、新人だという理由で、率先して電話に出ろと何度も文句を言われたことがあります。
あとは買い出しをさせられたこともありまして、現場作業をやっていた時に、上司に代金を渡されて他の社員の飲み物を買うよう頼まれたというのがありますね。
これがもし私の飲み物の分まで代金が渡されたのであればまだしも、実際は私の分だけがありませんでしたね・・・
もちろん電話応対といい買い出しといい、即座にパワハラと決めつけることはできませんが、この「目下だったら何でもいい」がエスカレートするとそれこそパワハラもあり得ます。
例えば人前での叱責とか人格否定、あとは下手したら暴行というのがあります。暴行なんてそもそも犯罪ですがね。
そして何より問題なのは、目下という理由で何をやってもいいと思っている人が上の人間であることでして、上層部の考え方がそのまま次の世代の社員にまで引き継がれることになります。
その結果、会社全体でそういう考え方になってしまうんですね。
職場でお前と言われるので消耗してる人へ:IT・WEB業界がお勧め
ということで、お前呼ばわりで消耗しているのであれば、そもそも「お前」と呼ばないような企業文化の新しい業界に行くのが根本策です。
前述のように、根っこから価値観の違う環境に身を置いても、無理に他人に変えようとしても意味がないですので、そもそも身を置く環境を変えた方が良いです。
じゃあ具体的にどんな業界がいいか?ですが、ITやWEBなどのテック系業界(デジタル業界)がお勧めです。
(例外もありますが)企業体質が新しくなりやすいので、例えば人間関係がフラットになりやすいです。
私自身も過去に自社WEBサービスを展開しているベンチャー企業にもいたことがありますが、「お前」呼ばわりする上司を見たことがなかったですし、上司が部下に敬語を使ってくれることすらありました。
一方昔からある業界だと、例えば建設とかメーカー、金融などがそうですが、まず業界全体で企業体質が古くなりやすいです。
そして体質が古いと上下関係もきつくなりやすいので、今回のように「お前」呼ばわりしてくる会社も集まりやすいです。
ですから、「お前」呼ばわりされるなど上下関係のきつい環境が嫌であれば、ITやWEBのようなデジタル業界に目を向けた方が良いです。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
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もちろんこの記事を書いている私自身が相談に乗りますし、個別でその人に合ったアドバイスが受けられますので、単にこの記事を読むよりもJTCで消耗しない人生に近づくでしょう。
それでは、今回は以上です。